
テレビ北海道、リモート統合監視制御システム「VMO」トヨタ自動車北海道が導入
テレビ北海道(TVh、札幌市)は、様々な設備をリモートで監視制御できるシステム「VMO(バーチャルマスターオペレーター)」をトヨタ自動車北海道(苫小牧市)から受注し、2025年12月に納入すると発表した。
放送局以外では初の導入事例となります。トヨタ自動車北海道は同社工場にVMOを導入し、工場への水やガスの供給を効率的に監視、操作できる体制を構築します。従来、同社では、複数の大型モニターとパソコンを監視室に配備し、監視業務を行ってきました。VMO導入で、1台の横長モニターとタッチパネルで監視を行えるようにし、人員の効率的な配置や監視スペースの縮小につなげます。また、VMOは遠隔でも同じように操作できるため、在宅での監視が可能になり、災害時の事業継続にも役立ちます。
VMOはテレビ局の基幹インフラのマスター(主調整室)業務を効率化するため、テレビ北海道が独自に開発したシステム。2024年から外部への販売を始め、これまでFM北海道などが導入しているという。
テレビ北海道では今後も、放送局向けだけでなく、ビルや工場の管理など幅広い用途に対応できる機能の開発を進め、様々な業種の現場の効率化に貢献していくと述べた。
なお、テレビ北海道は2025年7月23日に札幌で開催される「北洋銀行ものづくりサステナフェア2025」に出展、VMOのデモ機展示と機能説明を行います、と話した。
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