TREE Digital Studio、多様化するニーズに対応する、”スマートバーチャルプロダクション”プロジェクト、横浜で始動!

 株式会社TREE Digital Studio(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:足立 晋一、以下、TREE)は、ソニーピーシーエル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:中村 英明、以下、ソニーPCL)の協力のもと、イエロースタジオ(神奈川県横浜市)にて、バーチャルプロダクション(以下、VP)対応のスタジオを期間限定で開設し、”スマートバーチャルプロダクション”プロジェクトを開始しました。


ソニーPCLの360°カメラカーによる背景×車両を使用した撮影にも対応



少人数キャストの寄りショットやスチール撮影も可能


近年、映画・CM・MVなどでVPの活用が広がり、「小規模案件や一部のカットだけにVP撮影を取り入れたい」「グラフィック撮影にVPを活用したい」など、ニーズも多様化しています。しかしながら、現状ではこうしたニーズに応えられるVPスタジオがなく、大型スタジオのVP環境を使用した撮影になるケースが多く、また、高コストや人員・スケジュールの制約も課題とされてきました。


今回、こうした課題を解決するために、設備と人員を最小限に抑えつつ、TREEが有するハイクオリティなVFX技術を最大限に活かすことができる、VPスタジオの在り方を検証するプロジェクトを、ソニーPCLの協力のもと立ち上げました。
本プロジェクトでは、TREE VFXによる効率的で一貫したワークフローと、ソニーPCLのVPにおける知見を組み合わせ、制作予算に柔軟に対応できる高効率なVPスタジオ環境構築を目指します。それにより、企画や規模に応じて柔軟にVPを選択できる環境をつくり、これまでにないスピードと表現力を兼ね備えたVP撮影を実現していきます。

TREEは、VPにおける「必要最小限の設備」と「高度な技術力」を両立させる最適なバランスを追求しています。今後も多様化する制作ニーズに応えながら、VFXをより気軽に取り入れ、クリエイティブの自由度を広げる映像制作の新たなビジネスモデルを目指してまいります。


◼️スタジオ概要
<名称>スマートVPステージ
<場所>横浜市・イエロースタジオ Bスタジオ(神奈川県横浜市都筑区高山18-25)
<設備>
LED:ソニー株式会社製 Crystal(クリスタル) LED VERONA(ベローナ)LED画素ピッチ1.5mm
正面 :横6.5m×高さ3m(4,160×1,920 px) 垂直面:横4m×高さ3m(2,560×1,920 px)
可搬式LED:BOE製 BTJ-XM019A  LED画素ピッチ1.9mm
横4m×高さ2.5m(2,048×1,280 px)
カメラ:ソニー株式会社製 Cinema Lineカメラ『FX9』
カメラトラッキングシステム:stYpe製 RedSpy
送出システム:SMODE・Unreal Engine nDisplay
※詳細なLEDサイズ・料金プラン等は別途ご相談ください。

この記事を書いた記者

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成澤誠
放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。