古野電気、「令和7年度地域社会DX推進パッケージ事業」に採択

林業機械の遠隔操作化の実証実験を開始

古野電気(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は、総務省が実施する令和7年度地域社会DX推進パッケージ事業(先進無線システム活用タイプ)において、「Wi-Fi HaLow™、Starlinkを活用した林業機械の遠隔操作化の実証」に関する提案が採択され、本年9月から実証事業を開始しますと発表した。なお、昨年度の地域デジタル基盤活用推進事業(実証事業)に続き、2年連続の採択となる。

■実証事業期間
2025年9月~12月予定(徳島県那賀郡那賀町)

■実証事業の概要
①Wi-Fi HaLow™を活用した林業機械の遠隔操作化
林業機械(架線式グラップル)にWi-Fi HaLow™のアクセスポイントおよびネットワークカメラを取り付け、カメラ映像をモニターに投影することで遠隔操作を行います。

②谷部分での通信強度安定化
昨年度の実証実験で課題として浮かび上がった谷部分における通信強度不安定化の対策として、今年度は搬器※にWi-Fi HaLow™中継器を設置し、遠隔操作を行います。

※搬器とは空中に張られたワイヤーロープの上を移動することで、その先に繋がったグラップルを移動させるもの。