ミマキエンジニアリング、「入退室管理システム SIX(シックス)」

 ミマキエンジニアリング(長野県東御市、池田和明社長)は、「入退室管理システム SIX(シックス)」の実演会を5月10日、11日にミマキエンジニアリングJPデモセンター(東京都品川区)で開催した。 同社のグループ会社で、電気電子部品などの製造装置を研究・開発・販売するアルファーデザイン(長野県東御市、森澤修二郎社長)は、施設マネジメント・業務改革ソリューションの新製品として、施設のセキュリティ強化と利用者のトータル管理に向けたシステム「入退室管理システム SIX」を開発した。 同システムは、すでに利用中のICカード・スマートフォンなどの個人認証デバイスが利用できるシステム端末と、施設の利用者情報を見える化するソフトウェアのパッケージ製品。 同システムは、利用者の動向を管理することで従業員の残業時間を見える化でき、残業の偏りを解消するなど業務の平滑化推進に寄与する。また、施設の利用可能者数を事前に設定することで、喫煙室や休憩室などアフターコロナの職場環境における密回避、施設やイベントなどの入場制限にも活用できる。アルファーデザインでは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格「ISO27001」マネジメント基準への対応ツールとしての活用も視野に市場展開を進めていく計画。 同システムはローカル環境で運用するオンプレミスシステムのため、クラウドタイプのシステムにおける個人情報漏洩や第三者の遠隔操作による扉の開錠などのセキュリティトラブルの懸念がなく、安心して利用できる。 また、設置する扉の種類(開き戸、引き戸、自動ドア等)を選ばずにシステム端末の取り付けが可能だ。 さらに、端末のカードリーダーと扉の電気錠の制御装置の一体化により、扉の開錠動作がシステム上に接続された他機器の不具合の影響を受けないため、入退室ができなくなるという障害は起こらない。(全文は5月29日付け2面に掲載)