動的経路変更、電力削減に貢献・NTTなど実証
NTT(本社:東京都千代田区、島田明代表取締役社長)は、IOWN オールフォトニクス・ネットワーク(All―Photonics Network、APN)を、5G Radio Access Network(RAN)基地局のアンテナ側装置(Radio Unit、RU)と制御側装置(Distributed Unit、DU)間のモバイルフロントホールに適用することで、モバイルフロントホールの動的経路変更ができることを、Nokia、アンリツと共同で実証したことを明らかにした。
モバイルフロントホールとは、基地局のアンテナ側装置(RU)と制御側装置(DU)の間を指す。
実証実験では、IOWN APNを用いた2つのモバイルフロントホールにユーザトラフィックが流れている環境で、動的経路変更を行っても8分以内で切り替わり、変更経路以外にてユーザトラフィックに影響がないこと、および切り替わった後でもユーザトラフィックが正常に流れることを確認した。本成果により、モバイルトラフィック変動に応じてRUが接続するDU拠点を柔軟に切り替え、稼働するDU拠点の片寄せを行うことが可能となり、不稼働となるDU拠点の通信設備を含め電力削減に貢献。さらに経路の障害時には迅速に別のDU拠点に経路を切り替え迂回することで、サービスへの影響を低減しネットワークの信頼性向上に貢献できるとした。
5Gの技術が普及する中で、モバイルトラフィックは増加傾向にあり基地局や通信設備の消費電力が増加しつつある。6Gではさらに高速な通信や大量のデータ伝送が期待されるため、その分、消費電力の増大も予測される。モバイルキャリアやモバイルベンダにとって電力の効率化は重要な課題であり、これまで基地局装置の省電力化や、仮想化技術の適用による電力削減などを通じて、この課題に対処してきた。
(全文は3月3日付紙面に掲載)
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