
KDDI、WAKONX SmartCityソリューション
KDDIは3月27日から、街データとauデータを活用してスマートシティを実現するWAKONX SmartCityソリューションの提供を始めた。
このソリューションでは、街の設備や人に関するデータを収集・分析するデータ基盤(都市OS)を構築することで、「一人ひとりの興味関心にあった情報をタイムリーに提供するまちアプリ」「状況に合わせて自律的に行動するロボットサービス」「街全体のリアルタイムデータから未来をシミュレーションするダッシュボード」など、データを活用したスマートシティを実現する。また、サービス追加や環境変化に対して柔軟に拡張・対応可能なネットワーク環境を構築し、その上に高セキュリティ・高拡張性かつ災害に強いサーバー基盤を構築することで、都市OSや各サービスのデータを安全に連携する。
このソリューションは、3月27日にまちびらきした「100年先の心豊かなくらしのための実験場」のビジョンを掲げる「TAKANAWA GATEWAY CITY」で採用された。JR東日本によるスマートシティの取り組み支援に加え、今後はJR東日本が展開する広域品川圏などの都市開発エリアへも拡大し、豊かなまちづくりを推進する。
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セキュリティゲートの通過情報や防犯カメラの映像など街の設備を通じて収集した街データ、位置情報・属性情報・興味関心データなどのauデータを、都市OSに集約する。防犯防災、イベント、商業、オフィスなど異分野の膨大なデータ同士を、WAKONXのData Layerに位置づくKDDI Data Clean Roomで個人情報保護に配慮しながら融合し分析することで、新しい施策を創出し続けるスマートなまちづくりを推進する。
施設を横断した街全体へ、拡張性が高く変化に強い統合ネットワークを構築し、環境変化に対して柔軟に拡張可能なネットワーク環境を実現する。また、高セキュリティかつ災害に強いサーバー基盤を構築し、都市OSや各サービスのデータを安全に連携する。
このソリューションの提供に加え、スマートシティ・スマートビルの構築・運用に携わる人のコンセプト策定から実装まで一気通貫で支援する。
全文は3月28日付け5面に掲載
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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