
アンリツ、「TECHNO PLAZA 2025」を開催(1)
アンリツ(濱田宏一社長)は、7月10日・11日にTFTホール(東京都江東区)で、次世代のソリューションとテクノロジーを結集した完全招待制の展示会「TECHNO PLAZA 2025」を開催した。同展示会は20年ぶりの開催。5年先、10年先の未来に向け、市場を牽引する技術と持続可能な社会実現へのビジョンを紹介した。7月9日には、メディア向け説明会・内覧会を開いた。
メディア向け説明会・内覧会で「先端技術を追求し続けるアンリツ 130年を経て 未来へ―」と題して、濱田宏一代表取締役社長グループCEOが経営ビジョンなどで次のように述べた。
TECHNO PLAZA2025は最先端の技術総合展。テーマは「会いに行こう。明日をつくる技術。」。アンリツ130年の技術力を礎に、5年・10年先を見据えたアンリツグループの総合技術力を集結した。技術者・研究者が集まって10年後20年後に、必要となる技術を形にして展示している。
TECHNO PLAZAは以前は定期的に行っていたが20年ほど開催していなかった。それはモバイル技術が3G、4G、5Gとどんどん上がって技術が非常にわかりやすかったことがあって技術開発をずっと続けていたが、近年、モバイルの技術もコモディティ化してきた。今、新しい技術への転換点が来たのでTECHNO PLAZA2025を開いたということだ。
この20年間、技術のほとんどの人がTECHNO PLAZAを経験していないので、最初はなかなかモチベーションも上がらずにスタートしたが、やはり技術者の方針が決まってくると目の色が変わって、最後は非常に必死になって物を作り上げてここで展示をしている。きちんとした製品に近いものもあるがまだまだ試作段階のものもある。ただこの展示した技術が、10年先20年先にアンリツを支えていく技術になるであろうと思う。20年先の日本、世界の技術をアンリツはリードしていくといった技術が集結した。私も先ほど展示を見て回り、かなり驚きを持って非常に素晴らしいものができたのではないかと自負している。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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