富士通、「Fujitsu Uvance」(フジツウユーバンス)説明会(4)

「Fujitsu Uvance」の 「AI Technologies and Solutions」の骨格認識AIの特長は次の通り。
 ①富士通は、データとAIによる意思決定の高度化に取り組んでおり、本オファリングは、世界初で唯一の国際機関が公認する競技用AI採点サポート実績を有し、体操採点支援システムで培った高精度な骨格認識AI技術をベースに、人の動きの計測や検出を支援する。
 ②Motion―constraint Correctorと呼ばれる独自の補正アルゴリズムにより、認知症やパーキンソン病などの疾病の特徴的な動作において、ディープラーニングによる画像解析で課題だった姿勢認識のジッタ(推定誤差)を大幅に低減する。
 ③AIが学習する際に必要な大量のデータをZero―Annotation 3Dデータ生成技術により人工的に生成し、学習期間を1000分の1に短縮。従来の数か月の手動作業を、数時間で生成させることが可能。
 ④3Dデータで学習したAIモデルを2Dエンジンに適用することで、スマートフォンやタブレットで撮影した動画でも高精度な分析を可能にし、現場の負担を最小限に抑えながら、信頼性の高い人の動きの解析を実現。
 今後、両社は本ソリューションを、高齢者ケアのみならずスポーツ科学分析や小児神経発達障害、脳性麻痺へ活用することも目指す。

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。