富士通、「Fujitsu Uvance」(フジツウユーバンス)説明会(6)

マツダの購買部門においては、これまで購買担当者が取り扱う業務データが複数のシステムに分散しており、データ収集や統合作業に多大な工数を費やしていた。本データ基盤を活用することで、購買担当者は、部品の単価情報、在庫状況、プロジェクトごとの価格変動など、複数の業務システムにまたがるデータを一元的に、かつリアルタイムに可視化できるようになった。

◆マルチAIエージェントによる意思決定の高度化と組織変革の実現
 富士通の業種知見とテクノロジーを基盤に、業務領域に特化した複数のAIエージェントが連携・協働することで、マルチベンダー環境下でも信頼性とガバナンスを確保しながら、企業の業務・経営変革を加速
 ◇Fujitsu UvanceにおけるAIエージェント戦略の3つの柱
 1、業務特化型エージェント
 ▽特定業界や業務領域に特化したAIエージェントにより、高度な専門知識を活かした意思決定支援や、複雑な業務の自動化を実現
 ▽業務に即した高精度な意思決定を可能とし、企業のアジリティと生産性を飛躍的に向上
 【Fujitsu Uvanceによる実現方法・提供価値】
 ▽日本語を強化した業務特化型のLLM「Takane」や企業データを正しく読み解く生成AIフレームワークなど、AIエージェントの活躍を支える技術基盤を自社開発
 ▽深い業種に対する知見と高いアプリケーション開発力
 2、マルチエージェント化、マルチベンダー化
 ▽役割や専門性の異なる複数のAIエージェントが連携し、単独のエージェントでは困難な複雑な課題にも対応可能
 ▽パートナー企業のエージェントとの協働により、企業全体の幅広い業務領域をカバー

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。