国内のNBA配信メディアライセンス契約を締結、NTTドコモ

 NTTドコモとナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)は、NBAの試合やオリジナル番組などをドコモが配信することに関する「メディアライセンス契約」を2025年7月24日(木)に締結した。2025―26シーズンから複数年に渡り、NBAの試合やコンテンツの配信を開始する。
 「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」の契約者は、追加料金なしで試合やコンテンツを楽しめるほか、NBAに関連する様々なコンテンツや体験も用意しているとしている。
 NBAは1990年以来、13のチームが日本で計16試合のプレシーズンおよびレギュラーシーズンのゲームを行い、最近では2022年に実施。NBAの試合や番組は1988―89シーズンから日本で放送されており、公式ライセンスを受けたNBAグッズは全国700以上の小売店や、日本のNBA公式オンラインストアであるNBAStore.jpで広く販売されている。また、NBAは「Jr. NBA/Jr. WNBA」や「NBAバスケットボールスクール」、「Basketball Without Borders(バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ)」など、NBA Caresの社会貢献活動やユース向けのバスケットボール育成プログラムも日本国内で数多く展開。2025年1月には、NBAと日本のプロバスケットボールリーグであるB.LEAGUEが戦略的連携を発表し、日本におけるバスケットボールの発展を促進するための枠組みを構築する計画を明らかにしている。
 契約では、毎シーズンの「レギュラーシーズン」「プレイオフ」「カンファレンスファイナル」「NBA 2Kサマーリーグ」「NBAオールスター」と、2026―27シーズンから2年おきにNBAファイナルをライブ配信する予定。
 多くの試合をオリジナルの日本語解説によって配信するほか、試合のハイライトやNBAの試合結果など、最新ニュースを届けるオリジナルのNBA番組の配信を行う。そのほかドコモとNBAは、日本のNBAファンとNBAのつながりを深めるイベントや限定プロモーション、NBA観戦への招待など、より多角的にNBAを楽しめるコンテンツや機会を提供するとしている。
 NTTドコモの前田義晃代表取締役社長は次の通りコメントしている。
 「NBAとの長期的なパートナーシップは、ドコモにとってエキサイティングな出来事です。映像配信サービス「Lemino」、そして名古屋市のIGアリーナをはじめとする最先端のアリーナ事業を運営するドコモは、NBAが世界に誇るバスケットボールコンテンツを日本中のファンに届けることができる、唯一無二の存在だと確信しています。ドコモは、多くの若者が挑戦する夢と勇気を持つ機会につながるコンテンツを提供し、将来、一人でも多くのNBAやWNBA選手が日本から輩出される未来を期待しています。また、新たな通信プラン「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」では、NBAとの協力のもと、ファンの皆さまの想像を超える最高峰のNBA体験を提供する予定です。今後は、NBAの試合のライブ配信にとどまらず、さまざまなコンテンツやイベント、体験を創出し、日本のファンの皆さまとNBAとのつながりを深めていきたいと考えています」。
 またNBA副コミッショナー兼最高執行責任者(COO)のマーク・テイタム氏も次の通りコメントした。
 「ドコモは、日本のファンのためにNBAの視聴体験をさらに最適化する手助けをしてくれる、日本全国に幅広く展開する日本を代表するテクノロジー企業です。ドコモと連携し、国内の熱心なファンの皆さんにNBAの充実したコンテンツをお届けするとともに、革新的で新しい形でファンの皆さんとつながることを楽しみにしています」。

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kobayashi
主に行政と情報、通信関連の記事を担当しています。B級ホラーマニア。甘い物と辛い物が好き。あと酸っぱい物と塩辛い物も好きです。たまに苦い物も好みます。