
NECなど、再生プラスチックの品質安定化で協業
三井化学株式会社、萩原工業株式会社、丸喜産業、NECは、AIにより材料開発を効率化するマテリアルズ・インフォマティクス(Materials Informatics、以下 MI)技術を活用して、再生プラスチックの品質安定化と製造工程の大幅な効率化に向けた協業を開始する。
本協業では、三井化学と萩原工業が開発し、本年10月より萩原工業から製造・販売を開始した、再生プラスチック製造中の粘度を計測し添加剤の投入量を調整することで均一化する技術を活用した押出機を用いて、丸喜産業の工場で得られた粘度のデータをNECのMI技術で分析する。これにより、再生プラスチックの製造に必要なすべての材料を、粘度を計測しながらリアルタイムで調整することが可能となり、品質の安定化を実現する。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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