アドバンスト・メディア,議事録作成の将来の主役は生成AI
アドバンスト・メディア(東京都豊島区、代表鈴木清幸会長兼社長)は、全国の議事録作成の効率化に関心が高い社会人を対象に、「議事録作成における生成AIの活用に関する調査」を実施した。
AIの精度向上に伴い、議事録作成は「人が全て担う」業務ではなく、AIが議事録の草案を生成し、人が最終的な確認・補正を行うものへ移行しつつある。音声認識と生成AIの連携により議事録作成の効率化や省力化への期待が高まる一方、正確性やセキュリティに対する不安も依然として残っている。
こうした状況を踏まえ、同調査は、現在のAIへの信頼度、将来の捉え方、そして生成AI活用に対する意向や課題意識を明らかにすることを目的として実施した。
「若手社員と生成AIを活用した議事録作成は、どちらが精度が高いと思いますか?」という設問に対して、68・9%が「生成AIを活用した議事録作成」と回答し、若手社員との比較では生成AIを高く評価する声が多く見られた。一方で「生成AIが作った議事録と人間が作った議事録のどちらが信用できますか?」という設問に対しては、66・0%が「人間」と回答しており、現在の議事録作成においては、経験に基づく人間の判断がより信頼されていることが示された。
さらに、「未来の議事録作成は生成AIが主役になると思いますか?それとも人間が最後の砦でありつづけると思いますか?」という設問では、71・2%が「生成AIが主役になる」と回答し、将来的に議事録作成業務は生成AI中心へ移行すると考える人が多数を占めた。
「音声認識ツールによる文字起こしは便利だと思いますか?」という設問に対して、「とてもそう思う(77・0%)」と「まあそう思う(22・6%)」と、合計99・6%が音声認識ツールを「便利」と回答している。「わからない」と回答した人はわずか0・4%にとどまり、音声認識による文字起こしが広く受け入れられていることがうかがえるという。
「生成AIを活用する上で不安や課題に感じることは何ですか?」という設問に対しては、「正確性・信頼性(59・2%)」を挙げる回答が最も多く、生成AIが出力する内容の正しさや信用に対する懸念が依然として大きいことが明らかになった。次いで多かったのは 「セキュリティ・情報漏えい(50・2%)」で、機密情報の取り扱いに対する不安を持つ回答者が多いことが分かる。
同調査における、若手社員との比較では生成AIの方が高く評価されているものの、若手社員に限定しない人間との比較では人間の方が信頼されるという結果から、現状の議事録作成業務では、生成AIの活躍が期待される一方で、経験を踏まえた人間の判断、例えば、発言の裏にある意図や場の雰囲気、非言語的な要素をくみ取る力、内容の正しさを多角的に見極める力といった部分が、引き続き重視されていることを示している。
これらの結果から、議事録作成の未来は「AIが中心的な役割を担いながらも、人が最終的な確認や判断を行う」という形で、AIと人の協働がさらに進んでいくという。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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