
磯焼け対策で「海の見える化」を、NTT com等
株式会社MizLinx、株式会社LAplust、公益財団法人ながさき地域政策研究所、株式会社NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、長崎県五島市と連携し「水中映像を軸とした洋上IoT/AIプラットフォーム構築による持続可能な漁業の実現」を目的としたガンガゼの生息域ヒートマップおよび藻場の生育状況確認の実証実験に成功したと明らかにした。
五島市では、ウニの一種であるガンガゼをはじめとする植食動物による海藻の食害が原因で、藻場において海藻が著しく減少・消失し、海藻が繁茂しなくなる磯焼けと呼ばれる現象が発生し、漁獲量が減少している。この磯焼けへの対策として、植食動物を除去することが重要となっているが、駆除をするための人手が不足しており、植食動物を除去のための潜水作業を多く行うことができず、潜水することなく海中の植食動物の生息状況・海藻の生育状況の把握を行い、適切なタイミングで潜水作業を行うことが求められているという。
また、定置網漁においては、収益改善に向けた出漁の効率化や高単価魚種の漁獲量向上ができておらず、長期的に持続可能な漁業運営が困難という課題が存在している。この課題においても定置網内の魚介類量が把握できること、かつ出漁することなく遠隔地から把握できることが必要とされていた。
(全文は2月10日付紙面に掲載)
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