ブラックマジックデザイン、NABで多数の新製品発表
ブラックマジックデザインは、「NAB Show 2025」において、Blackmagic PYXIS 12K、DaVinci Resolve 20、DeckLink IP 100G、Blackmagic 2110 IP SDI to HDMI 12GおよびBlackmagic 2110 IP SD I to HDMI 12G―10、Blackmagic Videohub Mini 12G、ATEM 4M/E Conste llation 4K Plus、ATEM Micro Camera Panel、Cintel Scanner G3 HDR+ 8/16など多数の製品を発表した。
このうち、Blackmgagic PYXIS 12Kは、URSA Cine 12K LFと同じセンサーを搭載しており、驚異的な16ストップのダイナミックレンジに対応し、カスタマイズ可能な筐体でありながら、デュアルCFexpressメディアレコーダー、10Gイーサネット、Blackmagic Cloudによる世界各地との同期に対応。Blackmagic PYXIS 12Kは3機種を展開しており、Lマウント、PL、ロック式EFレンズマウントから選択できる。Blackmagic PYXISシリーズは、ネイティブ解像度6048×4032、または12288×8040の大型フルフレームセンサーを搭載。これはスーパー35センサーの約3倍のサイズなので、浅い被写界深度での撮影や、アナモルフィックレンズをクロップなしで使用してシネマライクなルックの撮影が可能。明るい光の下での撮影でも、ほとんど光が当たっていない状況でも、広いダイナミックレンジと高性能センサーにより、あらゆる照明条件でノイズの少ない美しいイメージが得ることができる。また、PYXIS 12Kでは112fpsまでの撮影に対応している。この優れたセンサーとBlackmagic Designのカラーサイエンスの組み合わせにより、最も高価なデジタルシネマカメラと同じ品質が得られる。
DaVinci Resolve 20は、AI IntelliScript、AIアニメート字幕、AIマルチカムSmartSwitch、AIオーディオアシスタントなどのAIツールに加えて、キーフレーム編集、ボイスオーバーパレット、マルチレイヤー合成ツール、新しいオプティカルフローのベクトルツール、Magic Maskと深度マップのメジャーアップデートなど、100種類以上の新機能を追加している。
AI IntelliScriptではテキストスクリプトに基づくタイムラインの作成、AIアニメート字幕では字幕の文字のアニメート、AIマルチカムSmartSwitchでは話者検出に基づくカメラアングルでのタイムライン構築が可能。カットページとエディットページには専用のキーフレームエディターおよびボイスオーバーパレットが追加され、AIオーディオアシスタントはタイムラインを分析してプロ仕様のオーディオミックスをインテリジェントに作成可能。Fusionでは、高度なマルチレイヤー合成ワークフローを使用できる。クラウドフォルダーでは、プロジェクトのクリップ、イメージ、グラフィックを、他のコラボレーターたちと簡単に共有可能。すべてのクラウドコンテンツはプロジェクトで使用するまでバーチャルクリップおよびフォルダーとして表示され、使用後はローカルで同期される。メディアプールは整理された状態でメディアにアクセスできる。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。
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