NECと仙台市、生成AIを活用した戸籍事務効率化
NECは、宮城県仙台市(郡和子市長)と日本加除出版と共同で、生成AIを活用した、市役所の戸籍事務作業の効率化に向けた実証実験を開始した。本実証は、2026年2月~2026年3月末まで行われ、AIの精度と業務効率化への貢献について検証する。
自治体における戸籍事務は、従来から高度な知識が求められる専門的な業務だったが、近年では国際化や法令・制度の多様化・頻繁な法改正などにより、その業務の難易度は増している。例えば、外国人と日本人の結婚の際にはそれぞれの本国法で婚姻要件を満たしていることの確認が必要になるなど、専門書籍をはじめ、法令や通達・通知を参照しながら複雑な事務処理に対応する必要がある。このため、職員の市民応対業務におけるスピード向上と作業負荷の軽減が課題となっていた。
こうした課題を解決するため、NECは戸籍実務関連の出版で多くの実績のある日本加除出版の戸籍専門書や自治体が整備しているFAQ等をAIに参照させ、実務に即した問合せへの回答をシステムにて実施することで、資料検索や調査に関する時間の削減・職員の応対品質の平準化を実現した。これまでも業界では、AIを活用した電子書籍検索システムの提供は行われていたが、本実証では全国初・業界初となる事務手続きの対応方法のレコメンドと根拠資料(電子書籍)の提示までを行う。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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