【業務DX特集】セーフィー、病院でクラウドカメラを活用

 クラウド録画サービスシェアナンバーワンのセーフィーは、社会医療法人小寺会佐伯中央病院(大分県佐伯市常盤東町)において、新型コロナウイルス(COVID―19)感染対策をはじめとした病院内でのクラウドカメラの活用を実施したと発表した。 本連携は、2021年8月にクラウドカメラによる医療・介護現場における医療安全を目的とした活用について実証実験の提案をセーフィーが行い、同年12月クラウドカメラを院内、各病棟のスタッフステーションに設置した。その後、2022年2月、関連介護施設で新型コロナウイルスの感染が発生し、同院での受け入れを開始した。背景として、地域的に感染者が増加した時期で、新型コロナウイルス感染症患者専用の病棟を設定している重点医療機関で受け入れるキャパシティが無かったことがあげられる。 使用方法は、各病棟に設置したクラウドカメラを取り外し、コロナ感染者向け患者の個室(6床)に移設し様子を撮影。クラウドカメラを24時間稼働させ、患者5名に対応し、複数のクラウドカメラの映像を看護師が常駐するステーションと遠隔でモニタリングを行った。一方、受け入れの際、急な対応のためクラウドカメラを個室に後付けするケースもあった。 クラウドカメラにより撮影された映像や音声により、患者の様子をリアルタイムに確認することができた。環境面でもコロナ患者の遠隔モニタリング環境をクイックに構築が可能にしたほか、その後、関連介護施設においてもクラウドカメラによる遠隔モニタリングを実施。 クラウドカメラの管理は情報管理部門が対応し、簡単な設定だけで現場のスタッフに展開し利用を行った。 遠隔でのモニタリングの具体例は次の通り。 ▽稼働時間:24時間▽録音機能:ON▽表示形態:インターネット接続可能なPCディスプレイに常時表示するのか、タブレット端末(看護師の移動時)の利用もあり▽最大稼働時:10名・10台、マルチビューワーを活用しモニタリング▽その他の利用:コロナ患者が関連介護施設に戻った後、介護施設側でもモニタリングを実施。 現在(2022年11月時点)では、感染対策がピークアウトにあるなか、コロナ患者受入病床(2床)を常設し、カメラを設置、重症化していない患者を対象に、双方向で通話、サーバールームの温度メーター遠隔モニタリングなどの体制を整えています。 今後、病院という公共性の特性から、同院では出入口や院内(廊下、エレベーターなど)でのカメラ設置による特定人物の検知(特定不審者の来院、入院患者の無断離院)のほか、離床センサーなどと組み合わせた転倒の未然防止、夜間の徘徊検知を視野に入れた医療安全の利活用を進めていく。 セーフィーでは、今後も佐伯中央病院での利活用をサポートすることで、国内の地域中核病院における現場の課題を解決する「現場DX」を推進していく。