民放連 民放各社のフジテレビ同様事案に関する自主調査結果を公開

一般社団法人日本民間放送連盟(民放連、東京都千代田区、早河洋会長)は、フジテレビの女性アナウンサーが業務の延長上の会合で「性暴力」による重大な人権侵害を受けた事案が明らかになったことを踏まえ、4月21日に文書で会員全社(207社)に対し、フジテレビと同様の事案の有無についての調査を自主的に実施・公表し、報告することを要請した。

 

5月16日に公表した第1次集約分を含め、6月6日までに民放連に報告があった198社の調査結果について、最終集約として6月11日、ウェブサイト(https://j-ba.or.jp/)で公開した。その範囲内においては、フジテレビと同様の事案(番組出演者や出演者の関係者との会合において「性暴力」による重大な人権侵害を起こした事案)はなかった。

 

ただし、調査において事実認定ができない回答が含まれていたとする社が2社あったほか、複数の社から、会食等で不快な思いをしたとの事案やハラスメントに関する事案が確認されたとの報告があった。198社は社内調査の結果を自社のウェブサイト上で公表している。

 

また、自主調査の要請とあわせて実施した人権尊重・コンプライアンス徹底に関する各社の取り組み状況のアンケート結果も、最終結果をウェブサイトで公開した。