
ソニー、高画質撮影を実現する新モデル「Crystal LED CAPRI(カプリ)」を発売
ソニーは、映画やテレビ番組制作で急速に普及しているバーチャルプロダクション向けLEDディスプレイの新シリーズ Crystal(クリスタル) LED CAPRI(カプリ) を発売します。
CAPRIは、 2024年に発売したCrystal LED VERONA(ベローナ)の高輝度・広色域・映像ノイズの抑制をはじめとする高画質性能と高い設置性を維持しながら、制作現場の多様な需要に応える新たなモデルとして、バーチャルプロダクション向けLEDディスプレイのラインアップに加わります。
CAPRIは、最大輝度1,500cd/m2を実現し、業界最高水準の7,680Hzのリフレッシュレートによりスキャンライン(水平方向の黒い線)を低減しています。また、ディスプレイ表面の反射を抑えることで、スタジオ用照明機材などの映り込みを抑制し、鮮明な映像表現を可能にします。これらの特長により、臨場感と没入感のある映像を映し出し、高品質なバーチャルプロダクションの環境を提供します。
バーチャルプロダクションとは、大画面LEDディスプレイに映し出した3D背景映像でスタジオ内に仮想空間を創り出し、その中で人物など実在の被写体の撮影と合成を同時に行う映像制作技術です。
映画やテレビ、CM制作といった幅広い用途に広がるバーチャルプロダクションなどの空間コンテンツ制作において、ソニーはデジタルシネマカメラ、システムカメラに加え、2025年秋発売予定のカメラトラッキングシステム『OCELLUS』(オセラス)など多岐にわたる製品群を提供しています。加えて、映像制作ワークフローを効率化するソフトウェア『Virtual Production Tool Set(バーチャルプロダクションツールセット)』により、映像品質の向上と作業時間の短縮にも貢献しています。
ソニーは、LEDディスプレイの商品ラインアップ拡充により、クリエイターの創造的な映像表現や制作活動のサポートを強化していきます。
この記事を書いた記者
-
営業部所属
主に企画、広告営業を担当。
お付き合いで始めたゴルフが、今では一番の趣味。
最近ではギアにもこだわりをもっています。