第一電波工業、“折れにくい”チタン製アンテナを初展示 警察・消防・海保の要望受け開発
第一電波工業は「SEECAT 2026」に初出展し、警察、消防、海上保安分野などの現場から寄せられた要望を受けて開発したチタン製アンテナを初展示した。無線機を携行して活動する現場でアンテナが折損する課題に対応し、耐久性を高めた製品として提案する。
同社は「DIAMOND ANTENNA(ダイヤモンドアンテナ)」ブランドで、アマチュア無線をはじめとする各種アンテナや周辺機器を展開している。今回のSEECATでは、一般的なブランド訴求とは異なり、第一電波工業の社名を前面に掲げ、警察や消防、海上保安など業務・公共安全分野に向けた製品を紹介した。
会場に並んだのは、移動用ホイップアンテナやフレキシブルアンテナ、ワイヤーアンテナなど。同社によると、警察や消防、海上保安などの現場から、使用中にアンテナが折れることへの改善要望が寄せられていたという。

警察・消防・海保などからの要望を受けて開発したチタン製アンテナ。折れにくさを高めた
そこでアンテナの素材にチタンを採用。現場での取り回しや衝撃を想定し、折れにくさを高めたアンテナとして今回初めて展示した。
無線機器では通信性能だけでなく、災害対応や警備など厳しい環境で継続して使用できる耐久性も重要となる。同社は利用者の声を製品開発に反映し、公共安全分野での需要開拓につなげる。
耳の温度でフィットするイヤホンも

耳の温度で装着者の耳形状になじむイヤホン。ケーブルを引っ張られても外れにくい構造とした
会場ではこのほか、業務用途への展開を見込むイヤホンも展示した。
特徴は、装着すると耳の温度によってイヤー部分が装着者の耳の形になじむこと。フィット性を高めるとともに、ケーブルが引っ張られた際にも外れにくい構造としている。
もともとはスポーツ用途を想定した製品だが、こうした特徴が警備業務にも適すると評価され、大手警備会社で採用されることになったという。
第一電波工業は、警察や消防などでも同様のニーズがあるとみて、今回のSEECATで紹介した。
アマチュア無線分野で知られる同社だが、今回の初出展では、現場利用者の声を起点にしたアンテナやイヤホンを通じ、警備・防災・公共安全分野での新たな用途を示した。
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営業企画部
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