東芝など、物流分野で商用EV普及拡大実証

 SBSホールディングス、東芝およびDrive Electro Technology(DET)の3社は、物流分野における商用EVのさらなる普及を目的として、「既存車両改造(レトロフィット)EVトラック」、「中古電池を活用した充電システム」、「超急速充電」を組み合わせた統合モデルの実現可能性を検証する実証実験を、2026年6月下旬より開始した。
 本実証実験は、車両、充電、電力供給の各要素を一体的に組み合わせて検証するもので、商用EVの導入に係るさまざまな課題解決を目指す取り組み。具体的には、既存のディーゼルトラックを電動化改造したEVトラックと、中古電池を活用した定置型蓄電設備を組み合わせ、物流拠点内での超急速充電の運用を検証する。これらを一体的に検証する取り組みは、国内においても先進的な事例という。
 今回の実証実験では、SBSグループが東京都内に所有する物流拠点において、DETが既存トラックを電動化改造したEVトラックと、急速充電が特長である、中古の東芝製のリチウムイオン二次電池「SCiB」を搭載した定置型蓄電設備を組み合わせ、充電の運用を検証する。あわせて、1台の充電器により複数台の車両を効率的に充電できるかを検証し、充電スペースの小型化や車両稼働率の向上の可能性についても確認する。
 3社は今後、本実証実験の結果を踏まえ、商用EVの普及に向けた統合モデルの実用化を目指し、取り組みを加速する。
 写真は 既存ディーゼルトラックを電動化改造したEVトラック

この記事を書いた記者

アバター
田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。