
アンリツ、Wi―Fi7機器のOTA測定を実現
アンリツ(濱田宏一社長 )は、スウェーデンのBluetest社との協業により、最新の無線LAN規格IEEE802・11be(Wi―Fi7)に対応したOTA(Over―The―Air)測定ソリューションを開発したと発表した。
OTA測定とは、空間を介して電波の送受信を行い、無線機の信頼性、効率性および性能を正確に評価する試験。アンテナを含んだ完成品の無線通信性能を総合的に評価する場合に特に有効とされている。
同ソリューションは、Wi―Fi7対応デバイスの総合放射電力(TRP)および総合等方向受信感度(TIS)の測定が可能だ。ハイエンドスマートフォン、AR/VRデバイス、クラウドゲーム機などの高速データ通信が要求される機器のデバイスベンダは、実動作に近く再現性の高いOTA環境下で測定することができる。
(全文は11月8日付2面に掲載)
写真はMT8862A
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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