ケンウッド 前後2カメラドラレコ発売 24時間駐車録画に標準対応、省電力化も
JVCケンウッドはこのほど、前後の撮影に対応する2カメラドライブレコーダー「DRV-R40W」を2026年1月下旬より発売すると発表した。KENWOODブランドの新ラインアップとして登場する本機は、最長24時間の駐車録画に標準対応するほか、省電力設計によりバッテリー負荷の低減も実現する。市場推定価格は24,000円前後(税込)。
近年、交通トラブルを未然に防ぐため、ドライブレコーダーへの需要は依然として高い。特に前方・後方を録画できる2カメラモデルが主流で、ユーザーは高画質や録画機能といった映像性能に加え、コンパクトなデザインや見た目を重視する傾向が強くなっている。
「DRV-R40W」は、こうしたニーズに応えるため、2.23V型のワイド液晶を採用し、スマートかつコンパクトなデザインを実現した。このワイド液晶は、録画中の前方と後方の画面を左右に並べて表示できる。また、新構造の一体型ブラケットを採用したことで、前後2カメラともに車両のガラスに密着してスッキリと取り付け可能で、ドライバーの視野をより広く確保する設置が可能だ。カメラレンズがガラス面に密着するため、車内の反射が映り込むのを抑えて録画できる効果もある。
主要機能として、最長24時間の駐車録画に標準対応。駐車録画機能は車両への衝撃、またはフロントカメラのレンズ範囲内の動体を検知すると、検知前5秒および検知後15秒間の映像を録画・保存する。さらに、同社従来モデル(「DRV-MR480」との比較)と比べ、常時録画時や駐車録画時の消費電力を約30%削減する省電力設計を採用しており、車両のバッテリーへの負荷を軽減する。従来モデルではオプション(別売)だった車載電源ケーブルが付属品となった。

映像面では、同社が長年にわたり培った独自の映像・車載技術を組み合わせてチューニングした「Hi-CLEAR TUNE」(ハイクリアチューン)を搭載することにより、総合的に画質を調整し、自然でクリアな映像表示を実現する。また、前後2カメラそれぞれに7段階で明るさを調整できる機能を搭載しており、リアガラスがスモークガラスの場合でも、リアカメラの明るさを効果的に調整することで、後方の映像を明るく録画することが可能だ。
その他、SDカードの定期的なフォーマットが不要な「SD カードメンテナンスフリー機能」や、万が一の電源トラブルに備えるバックアップ電源「スーパーキャパシター」を搭載している。製品保証は3年間。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当



