CNCI、eスポーツ活用で運動習慣創出へ挑戦
コミュニティネットワークセンター(CNCI、名古屋市東区、原年幸代表取締役社長)、CNCIグループのシーシーエヌ及びスターキャットは、日本福祉大学の協力のもと、スポーツ庁の委託事業「令和6年度 Sport in Life 推進プロジェクト」において、シニアや子供・若者向けに、eスポーツを活用し新しい交流体験を促すとともに、プレイヤー以外の参加者の見るイコール応援に焦点を当てた「応援ダンス」を制作。リズムを感じながらストレッチできる動きを組み合わせることで、新しい運動習慣の創出および検証を行う。
eスポーツは、60代でも65%を超える認知度を誇り、全国健康福祉祭『ねんりんピック はばたけ鳥取2024』でeスポーツが初の正式種目となるなど、高齢者の間でも大きな盛り上がりを見せている。
CNCIグループでは、これまでも地域企業や自治体と連携し、多くのシニア向け体験会等の企画・運営を手掛けてきた。その実績をもとに、観戦・応援する側に焦点を当て、新しい運動習慣の創出および交流の活性化を目的とし、世代を超え参加者全員が楽しく運動できる「eスポーツ応援ダンス」を考案した。
具体的には、愛知県および岐阜県に在住の60歳以上の高齢者を対象として次のことを実施する。
①応援ダンス制作および動画公開(ユーチューブを予定)②健康講座・応援ダンス指導・eスポーツ体験会の開催③eスポーツ大会の開催および応援ダンスの披露―とこれらの実施結果をふまえた効果検証。
なお、これらについては、学生参加を含めて日本福祉大学の協力・監修を受ける。
同事業で制作した動画および検証結果等については、同社を中心に組成した「中部シニアeスポーツ研究会」(中部シニアスポーツ研究会は、eスポーツ等を活用した社会とのつながり方を創出することにより、シニアの孤立予防やいきがいづくり、いきいきとしたまちづくりの実現を目指し設立)を通じて共有することで、継続・拡大に取組むとともに、全国のケーブルテレビ会社への情報展開を行うことで、普及浸透を目指す。
11月20日4面に掲載
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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