
日本ケーブルラボが第16回定時社員総会(3)
日本ケーブルラボの懇親会は、品川プリンスホテルメインタワー24階「クリスタル24」で行われた。
松本修一新理事長が次のように主催者挨拶した。
田﨑前理事長から熱く「やはり理事長は松本さんしかいない」と語られて、最後は腹をくくって理事長を引き受けることにしました。その代わり田﨑さんには相談役として残っていただいた。まだまだ研究とか技術のこだわりは私自身持っています。そして、体制をさらに強化して今回2人の副理事長を設けました。新体制一丸となって取り組んでいきます。とにかく役に立つラボ、頼りになるラボというキャッチフレーズで進めていきます。以前、言われていたラボは〝尖がってほしい〟ということで、ラボは研究や調査だけでは物足りない部分があると。最近はいろいろなところで情報は取ってこれるので情報の無い未知の分野の情報発信という意味で尖がった研究、技術開発の裏打ちがあって、初めてそういうことができると思うのでそういった方向でもかんばっていきたい。
続いて総務省大臣官房審議官情報流通行政局担当の赤阪晋介氏が次のように来賓挨拶を行った。
ケーブルテレビはサービスの開始以来、きめ細やかな地域情報を提供し、地域住民また国民生活に必要不可欠な地域密着メディアとして大きく発展してきました。地域に行ける存在感はますます高まっていると実感しています。一方で昨今、テレビ離れや、ネット配信という視聴環境の変化が大きく進んでいるところですが、そうした中で各地域に根差したケーブルテレビは今後とも情報通信インフラ、デジタル技術のノウハウ、地域密着型の態勢などを活かして地域経済社会の有力なキープレーヤーとして活躍することを期待しています。地域DXの担い手として、地域の見守り、遠隔医療など各地域の課題の解決に向けて貢献できる重大な役割を担うことが求められています。日本ケーブルラボにおかれましてはケーブルテレビ事業者の地域での役割増大、技術発展につながる幅広い調査研究に取り組んでいただいています。引き続き総務省は日本ケーブルラボと連携を深めていきたいと思います。
続いて今林顯一日本ケーブルテレビ連盟理事長が次のように来賓挨拶を行った。
災害対応は想定外で対策はなかなか難しいところがありますが、ビジネスも想定外のものを想定内にするという難しいところがあると思います。ケーブルテレビも有線テレビジョン法ができてから50数年、その間、ケーブルテレビに関する情勢変化は大きなものがあって、ケーブル・テレビとそしてどちらでもない技術もラボを中心にいろいろな開発をされてきました。そして実用化に結び付けていただき消費者の皆さまにサービスとしてお届けする、私ども連盟もその一翼を担っております。今後ますます、DXの観点ではそれぞれの地域で違うと思いますが、いろいろなところでケーブルテレビの存在感が増すようにお役に立つように、連盟としても日本CATV技術協会ともども三位一体で応援をしていきたいと思います。
続いて中村俊一日本CATV技術協会理事長が次のように乾杯の挨拶を行った。
日本ケーブルラボは今回、新しくさらに強力な体制になったと思います。さきほどお話しにあった3つの業界団体が三位一体となって、しっかりシナリオを描いてお互いに助け合いながら進めていきたいと思います。
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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