
NHK 特撮の金字塔「ウルトラマン」が4Kで鮮やかに復活!7/11よりNHK BSP4Kで全39話放送開始
日本の特撮ドラマの金字塔として知られる「ウルトラマン」全39話が今夏、4K HDRリマスター版としてNHK BSP4Kで放送されることが決定した。7月11日から毎週金曜日午後6時35分に放送が開始される。特撮ファンのみならず、幅広い視聴者に新たな映像体験を提供することが期待されている。
今回の4K HDRリマスター版は、オリジナルのネガフィルムが持つポテンシャルを最大限に引き出したもので、ウルトラマンの鮮やかな色彩、怪獣やメカのリアルな質感が向上している。HDR技術を用いることで、フィルムに記録された光や色の微細な違いが再現され、映像の鮮明さが格段に向上。当時のスタッフの監修のもと、作品の意図を大事にしながら制作されたため、これまでのファンにも新たな発見と感動が届けられる内容となっている。
「ウルトラQ」から始まった4Kリマスターの挑戦
今回の「ウルトラマン」4Kリマスター化は、2018年12月のBS4K本放送開始に向けた「ウルトラQ」4Kリマスター放送の好評を受けて実現した。その後、「ウルトラセブン」4Kリマスター版もNHKで放送され、今回の「ウルトラマン」へと繋がった形だ。
「ウルトラ」シリーズ草創期のヒロインで『ウルトラQ』では江戸川由利子役を、『ウルトラマン』ではフジ・アキコ隊員役を演じた俳優の桜井浩子さん=写真=は、今回の決定に「小躍りしました」と喜びを語っている。最初のテスト試写を確認した桜井さんは「素晴らしい!!」と絶賛、特に科学特捜隊のオレンジ色の隊員服について「あの頃のように鮮やかに蘇っていて感動しました」とコメント。この感動を視聴者と分かち合いたいと述べている。テスト試写には、桜井さんのほか、撮影技師やスクリプターといった当時のスタッフ陣、そして黒部進さんや古谷敏さんといった俳優陣も立ち会ったという。
放送は毎週金曜日の午後6時35分から(毎週2本ずつ放送)。初回となる7月11日は、午後6時35分から「ウルトラマン前夜祭」が放送され、続いて午後7時01分から「ウルトラマン」第1話が放送される予定だ。
番組に関する詳細は、NHKの番組HP(https://www.nhk.jp/p/ts/NJ35R7L52W/)で確認できる。
この記事を書いた記者
- テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当