NEC、完全子会社を吸収合併

 NECは7月1日、同社の完全子会社であるNECソリューションイノベータを吸収合併することを決定したと発表した。
 AIの急速な進展は、技術革新の域を超え産業や社会のあり方に構造的な変革をもたらしており、全ての企業がAIの活用を前提とした変革を求められる歴史的な転換期を迎えている。こうした中、顧客が求める価値の重心は、従来のシステム構築の領域から、上流のコンサルティング及び下流のオペレーションの領域にシフトしつつある。
 この構造変化に対応し、AIネイティブ時代の競争を勝ち抜くためには、AIの活用を通じてシステム構築の生産性を圧倒的に高めるとともに、AI・データを駆使してビジネスの構想段階からオペレーションでの成果創出にコミットし、エンドツーエンドで継続的に顧客価値を提供していくことが不可欠と考えている。
 そのため、顧客提供価値の最大化や市場競争力の強化に向け進めているNECグループの事業再編の一環として、国内トップクラスの1万人を超えるITエンジニアを抱え、NECグループの中核企業としてシステム構築を主に担ってきたNECソリューションイノベータを同社に吸収合併し、両社のドメインナレッジや技術実装力を結集する。
 両社対等の精神のもと一体化を推進し、AIの積極活用や開発プロセスの標準化によるシステム構築の生産性向上、プロジェクトマネージャーの育成促進に加え、コンサルティング及びオペレーションの領域でのサービス提供能力の強化に向けたリスキリングやリソースの最適配置を加速する。
 ◇合併の日程
 ▽代表執行役決定日 :2026年7月1日(水)
 ▽吸収合併契約締結日:2026年7月1日(水)
 ▽効力発生日:2026年10月1日(木)(予定)

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。