JBL 創業80周年飾る旗艦モデル「4369」発表 最新技術と伝統を融合

ハーマンインターナショナルはこのほど、同社が取り扱う米国のオーディオブランド「JBL」の創業80周年を記念する新たなフラッグシップモデルとして、2ウェイスピーカー「JBL 4369」の発売を今春に開始すると発表した。同製品は、伝統的なスタジオモニターの系譜を継承しつつ、最新の音響技術を惜しみなく投入することで、究極の音楽体験の提供を目指している。標準価格は1本あたり176万円(税込)。

 

米国カリフォルニア州にあるJBLの開発拠点「Acoustic Center of Excellence」で設計された「JBL 4369」は、昨年の東京インターナショナルオーディオショウで世界初公開され、注目を集めた。音質面での最大の特徴は、新開発された15インチ(380mm)径のウーファー「2219Nd-1」と、3インチ(76mm)径の「D2」コンプレッション・ドライバーの組み合わせだ。これにJBL独自の特許技術である「HDIホーン」を統合することで、スタジオクオリティの精緻な再現性と、家庭での豊かな音楽表現を両立させている。

 

筐体では、25mm厚のMDF材を用いた高剛性キャビネットを採用し、不要な共振を徹底的に排除した。さらに、床面からの反射音を低減する「IsoAcoustics」社製のアイソレーションフィートを標準装備することで、よりクリアで正確な音場の再現を可能にしている。内部回路には、応答速度を改善する「MultiCap」設計のクロスオーバーネットワークを搭載し、歪みの少ない信号伝達を追求した。

 

外観はJBLの象徴であるブルーバッフルに、ウォルナットの天然木突板仕上げを施した伝統的なスタイルを採用しており、インテリアに調和する美しさも兼ね備えている。80年の歴史を持つJBLが送り出す新たな最高峰のサウンドに、オーディオファンの期待が高まっている。