京セラ ”長く使えて、頼れる一台“ 法人向けスマホ「DIGNO SX5」3月下旬販売開始

京セラ(京都府京都市、谷本秀夫社長)はこのほど、法人向けSIMフリースマートフォン「DIGNO SX5 KC-S306」を製品化したと発表した。同製品は、NTTドコモおよびNTTドコモビジネスを通じて3月下旬以降に販売される予定で、その他の販売代理店でも順次取り扱いが開始される。

 

本製品は「長く使えて、頼れる一台」をコンセプトに、法人が抱える運用コストやセキュリティ、作業効率といった課題の解決を目指して設計された。長期運用を前提としたサポート体制で、最新OSへのバージョンアップを最大4回、セキュリティパッチの対応を5年間にわたって実施する。これにより、企業は長期間にわたり安全に端末を利用することが可能となる。

 

ハードウェア面では、8GBのメモリに加え、ストレージを補助領域として活用する「仮想メモリ」を新たに搭載した。ビデオ会議中に商談資料を表示するなど、複数のアプリを同時に起動するマルチタスク環境でも、安定したパフォーマンスを維持できる。また、最大33Wの急速充電に対応しており、外出先や業務の合間の短時間で充電を完了させ、速やかに業務を再開できる点も大きな特徴だ。

 

耐久性については、米国国防総省のMIL規格20項目に準拠するほか、京セラ独自の落下試験やアルコール対応試験、泡ハンドソープでの洗浄試験もクリアしている。外装には傷や摩耗が目立ちにくい無塗装のシボ加工を採用し、過酷な現場での使用にも耐えうるデザインと堅牢性を両立させた。さらに、バッテリー内部に安全層を追加して発火のリスクを抑えるとともに、充電負荷を軽減する「バッテリーケアモード」を搭載することで、電池の長寿命化を図っている。

 

現場の利便性を高める機能も充実している。軍手を装着したまま操作できる「グローブタッチ」や、画面が濡れた状態でも反応する「ウェットタッチ」に加え、顔と指紋の2種類の生体認証に対応した。電話機能では、大切な着信を逃さないための通知機能や、通話終了後に内容を音声データとして保存できる「通話後録音」を備えている。また、移動中も安定した通信を確保するため、周辺のWi-Fi環境を学習してネットワークをスムーズに切り替えるアシスト機能も導入された。万が一の不具合の際も、ユーザー自身で簡易チェックができる「デバイス故障診断」アプリを搭載するなど、トラブルの早期発見にも配慮がなされている。