インターステラテクノロジズ、JAXA「STAND」採択 ZERO複数回打上げ実証へ
インターステラテクノロジズは、JAXAが実施する宇宙戦略基金の技術開発テーマ「民間ロケット打上げ実証加速化(STAND)」に採択された。開発中の小型人工衛星打上げロケット「ZERO」について、2号機以降の複数回打上げ実証を進め、高頻度打上げに向けた基盤確立と商用化を目指す。
STANDは、事業化初期段階にある民間ロケット事業者を対象に、複数回の打上げを通じて開発・実証を支援する制度。打上げ成功実績や運用データを積み重ね、ロケットの信頼性向上や競争力確保につなげる狙いがある。支援上限額は1社あたり120億円で、事業期間は2031年3月までを予定している。
インターステラテクノロジズはこれまで、文部科学省の「中小企業イノベーション創出推進(SBIRフェーズ3基金)事業」を活用し、ZERO初号機の開発を進めてきた。
今回のSTANDでは、そこで蓄積した技術を発展させ、2号機以降の複数回打上げ実証を実施する。飛行データや運用実績を蓄積するとともに、継続的な設計改良や製造工程、運用方法の改善を進める。
これにより、ロケットの打上げ能力や信頼性だけでなく、運用性や生産性を高め、宇宙輸送サービスとしての成熟度向上を図る。単発の打上げ実証ではなく、高頻度打上げを前提とした製造・運用体制の構築まで進める点が今回の取り組みのポイントとなる。
同社はSBIRフェーズ3事業で累計交付上限額193.7億円の配分が決まっているほか、民間からもウーブン・バイ・トヨタをリード投資家とするシリーズFで計201億円を調達。トヨタ自動車、ウーブン・バイ・トヨタとの業務提携を通じ、ZEROの商用化を見据えた製造体制の構築も進めている。
ZEROは小型人工衛星専用の宇宙輸送サービスを想定して開発中のロケット。インターステラテクノロジズは、今回のSTAND採択を通じて複数回打上げによる実績を積み重ね、国内外の衛星需要に対応する高頻度の宇宙輸送サービス実現を目指す。
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