
ソニーマーケティング 一人一台端末+大型提示装置の導入を紹介
ソニーマーケティングは、教育現場における大型提示装置(ブラビア)の導入を紹介した。一人一台端末の導入により、個人にあわせた個別学習を実現でき、情報の共有も早い。一方、目線が下がり手元に意識がいき、個別作業によるまとまりの欠落や活発な意見交換がしにくくなるなどの課題もある。また、一人一台端末+大型提示装置の導入は、写真や動画などを大きく見せられる、顔が上がる授業により集中力が向上、生徒のプレゼン表現力育成の機会を作れるなどのメリットがある。大型提示装置は学校の70~80%に導入されているが、古いものが多いという問題がある。
児童生徒のためになる大型展示装置を選ぶことが重要であり、さらに導入後の不自由不都合の排除を踏まえたモデル選定も重要だという。ブラビアBZ40Lシリーズは、画面の大きさは85型/75型/65型/55型から選ぶことができ、輝度は700cd/㎡、視野角上下178度・左右178度など基本性能の充実、視認性に優れるブラビアなら授業への集中や授業参加意欲の向上につながるという。
キャスト機能は、iPad、Chromebook、WindowsPCなど様々な種類のOSに対応できる。また、校務支援ソリューソンとして「がっこう連絡帳カレンダー」を用意している。プリント作成を紙からデジタルへ移行することで、スマホで保護者に公開できるサービスが先生の工数削減につながる。学校行事や時間割、給食献立、お知らせなどを先生の端末から管理できる。
みえる校内放送は、IPコントロールを使って校内放送を一斉配信、発信側を集中管理する。朝礼は現在、発信側(校長室など)から各教室に配信する形式が多い。その場合、先生が端末を用意して設定し、朝礼が開始されるまで待機する必要がある。ブラビアがあれば視聴準備が不要で、自動でONになり視聴を開始、終了後、自動でOFFになる。システムは発信側のPCにアイ・オー・データ機器のスタンドアロン型ライブストリーミングBOX 「GV―LSBOX」を置き、 同機から校内LANにより各ブラビアに繋ぐ。
この記事を書いた記者
- 放送技術を中心に、ICTなども担当。以前は半導体系記者。なんちゃってキャンプが趣味で、競馬はたしなみ程度。