学生と神田消防署が共催する防災イベント、9月5日に東京・千代田区のワテラスで

 学生団体「防災me」(福島県郡山市)は、9月5日に東京・千代田区の複合施設「ワテラス」で、親子で楽しく学べる防災体験イベント「BOUSAI ACTION 2026」を開催すると発表した。神田消防署の「防災救急フェア」との共催で、車両展示やVR体験、音楽ライブなど、子どもから大人まで「あそぶ、まなぶ、そなえる。」を体感できるコンテンツを一日を通して展開する。
 地震や豪雨など、暮らしを脅かす自然災害が各地で相次いでいる。日頃からの備えの大切さが、改めて浮き彫りになっている。一方で、防災に関心はあっても、何から始めればよいか分からないという声は少なくない。「BOUSAI ACTION」は、防災を特別なものとしてではなく、日常の中で自然に触れられる体験として届けることを目指してきた。今年は消防と学生が一緒につくることで、地域に開かれた、より実践的なイベントへと発展させる。
 このイベントは2024年に始まり、今年で3回目を迎える。昨年は2025年8月31日(日)に新宿で「BOUSAI ACTION 2025」を開催し、企画から運営までのすべてを学生が担当。会場とオンラインを合わせて約200名が参加し、お祭りのように楽しみながら、防災を「知る」だけでなく「行動する」きっかけとなる一日となった。 
 ◎「BOUSAI ACTION 2025」イベントの概要
 ◇ワテラスコモンエリア
 ▽「学生×専門家」による対談型トークセッション
 ワテラスコモンエリアのメインコンテンツとして、トークセッションを開催する。
 ▽VRで大地震を体験!防災体験VR「B-VR」
 東京消防庁が制作した防災体験VR「B-VR(ビーバー)~その時、いのちを守るために~」を、VRゴーグルで体験できる。首都直下地震をリアルにシミュレーションした360度映像で、自宅や通学路で何が起こるのかを疑似体験し、身の守り方を学ぶ。
 ◇ワテラス広場エリア
 ▽車両展示
 ポンプ車とドクターカーを間近で見学できる展示を実施する。車両への乗車や記念撮影を通して、消防・救急の仕事や役割について学ぶ。
 ▽はしご車搭乗体験・起震車地震体験
 消防士の指導のもと、普段は乗ることのできないはしご車への搭乗と、震度7相当の揺れを再現した起震車を安全に体験し、災害時の備えや身の守り方を体感的に学ぶ。※はしご車搭乗体験は事前抽選制。
 ▽初期消火訓練・AED体験
 消防団・消防隊の指導のもと、初期消火の放水体験と、AEDを使った救命処置を体験する。火災が起きたとき、人が倒れたとき、その場に居合わせた自分に何ができるのかを、実際に手を動かしながら学ぶ。
 ▽東京消防庁音楽隊・カラーガーズ隊
 東京消防庁音楽隊とカラーガーズ隊によるパフォーマンスを実施する。迫力ある演奏と演技を通じて、防災イベントを華やかに彩る。
 ◇注目コンテンツを紹介
 ▽BOUSAI FES 2026 In WATERRAS
 ワテラス広場を舞台に、アコースティックギターと歌声で秋のまちを彩る弾き語りライブを開催する。防災に関心のある人だけでなく、買い物や散歩の途中で立ち寄った人にも、気軽にイベントへ参加してもらえるきっかけをつくる。
 出演は、シンガーソングライターの在家俊輔さん、花音鈴さん、ナオヤさんの3名。オリジナル楽曲を中心に、昼から夕方にかけて弾き語りを披露する。
 ▽防災ナゾトキラリー!
 ワテラスを歩きながら謎を解き進める、周遊型の防災謎解き企画。各スポットに隠された謎を解くことで、地震や火災、避難行動など、いざという時に役立つ豆知識を楽しく学べる。全問クリアした人には景品をプレゼントする。※景品の対象は中学生以下に限る。
 ◎BOUSAI ACTION 2026公式サイト:https://lp.bousai.me/ba2026
 ◎防災救急フェア公式サイト:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/fs/kanda/
 ◇学生団体 「防災me」について
 防災meは、福島県発の学生団体。「誰一人取り残さない、新たな形の防災を作る。」というミッションのもと、防災意識向上を目指して、防災啓発活動を行っている。防災メディアサイト「防災me(https://bousai.me)」の運営をはじめ、SNS(公式X:@bousai_me)での動画配信、イベントの企画・出展など幅広く活動している。

この記事を書いた記者

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田畑広実
元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。