バス運行をデータで最適化 レシップ「MoveLe」、ダイヤ編成から補助金申請まで支援
レシップは、バス事業者向けソリューションブランド「MoveLe(ムーブル)」の本格展開を開始する。運賃箱やICカードシステムなどから得られる運行・利用データを活用し、ダイヤ編成や路線最適化、補助金申請など、バス事業の幅広い業務を支援する。
MoveLeは、これまで個別・段階的に提供、検証してきた複数のシステムやサービスを体系化したもの。バス事業者ごとの課題や導入環境に応じて必要なサービスを組み合わせ、現場の業務負担軽減からデータに基づく運行・経営判断までを支援する。
中核となる「運行最適化支援システム」では、運賃箱やICカードシステムから売上や乗降データを自動収集し、クラウド上で一元管理する。停留所別・時間帯別の乗降実績や路線別収支を可視化・分析し、増便・減便や路線再編で複数案を比較する際に活用できる。
同システムを2020年9月から導入しているじょうてつでは、各営業所で行っていた集計作業の負担が従来の約5分の1に軽減されたという。集計業務の効率化に加え、データを使った経営判断にも活用している。
ダイヤ編成システムでは、収入実績や需要データに加え、路線、便、所要時間、車両、乗務員、休憩、法令上の制約などをシステム上で整理。担当者の経験や手作業に依存していた複雑なダイヤ編成や改正作業の標準化を支援する。
補助金申請業務のDXにも対応する。運賃箱から得られる現金データとICカードデータを自動集計し、国や自治体への申請に必要な形式で出力することで、輸送実績の集計や転記作業の削減、入力ミスの防止につなげる。
レシップは今後、ダイヤ編成や運行最適化を基盤に、車両管理や運行計画、乗務員支援などへ機能を拡張する。毎年2件以上の新たなソリューション展開を目指し、バス事業運営を支える領域を広げていく。
関連記事:TISIと北海道中央バス、生成AI×GPSの多言語音声ガイド 定期観光バスで運用開始
関連記事:富士通、交通想定実験が前橋市公共計画採用
この記事を書いた記者
-
営業企画部
営業記者 兼 Web担当
新しいもの好き。
千葉ロッテマリーンズの応援に熱を注ぐ。



